蛍光表示管モジュラー時計使用説明書

この時計はボタン2つとスライドスイッチでコントロールします。ボタンは時計裏面の右側に並んでいます。

上から見るとボタン、スイッチは下記のように配置されています:

ボタン1、ボタン2、スライドスイッチ

ファームウェア

蛍光表示管モジュラー時計ベースボードには2つのバージョンがあります:バージョン1とバージョン2(mk2)です。

バージョン1は、avr-gcc用に書かれた以下のファームウェアを使用しています:オリジナルファームウェア.

バージョン2は、Arduino IDE と互換性があるように書かれた以下のファームウェアを使用しています:VFDDeluxe ファームウェア.

以下に記すように、これらのファームウェア間にはいくつかの相違点があります。

追記:蛍光表示管モジュラー時計ベースボード・バージョン1ファームウェアの最近(後期)のバージョンには、 バージョン2ボードの多くの機能が追加されています。2013年に出荷されたバージョン1ボードには、 この最新ファームウェアが装備されています。このファームウェア用のメニュー配置はバージョン2とは異なりますが、機能の説明はまだ適用されます。

アラームスイッチ

アラームスライドスイッチの位置によってアラーム機能を選択できます。 右側にスイッチを入れた場合(上側から見た時、上図参照)、アラームが設定され、 左側の時はアラームが解除されます。

時計設定

時計設定する時は必ずスライドスイッチが左側(アラームが解除された状態)になっていることを確認して下さい。

2つのボタンを同時に長押しすると、画面に"Time"と表示されます。ボタンを離すと、画面が点滅し始めます。

時間の設定は2つのボタンで行います。数を減らすときは左ボタン、数を増やしたい時は右ボタンを使います。ボタンを長押しすることによって減少または増加のスピードを速めることができます。

分を微調整するには、各ボタンを1回づつ押すことで1分刻みの調整が可能です。

時間設定が完了しましたら、2つのボタンを離します。しばらくすると画面の点滅が止まり、時間設定の完了です。

アラーム設定

蛍光表示管モジュラーバーション1:

アラーム設定する時は必ずスライドスイッチが右側(アラームがオンの状態)になっていることを確認して下さい。

設定手順は時間設定と同じです。

アラーム設定が完了したら、スライドスイッチの位置を切り替えるだけでアラームのオン・オフが可能です。

蛍光表示管モジュラーバーション2:

アラームは、進行中(プログレッシブ)です。アラームはゆっくり始まり、時間の経過とともにどんどん速く ビープ音を出し始めます。アラームをキャンセルするには、いずれかのボタンを押して下さい。

アラームの停止

アラームは一旦鳴り出すと2つのボタンのどちらかを押すまで鳴り続けます。

アラームは24時間ごとに自動で鳴ります。アラーム機能を停止させるにはスライドスイッチを左側(アラームが解除された状態)にしてください。

時計メニュー

メニューを見るには左側のボタンを押して下さい。

メニューは下記の順で循環します。(バーション1)

  • BRIT - 明るさ設定
  • 24H - 24時間/12時間 表示選択
  • VOL - アラーム音量設定
  • DOTS - 桁間ドットの表示設定

メニューを閉じるには、ボタンを離してしばらく待って下さい。

メニューは下記の順で循環します。(バーション2):

  • BRIT - 明るさ設定
  • 24H - 24時間/12時間 表示選択
  • YEAR - 年の設定
  • MNTH/MONTH - 月の設定
  • DAY - 日の設定
  • ADTE/ADATE - 1分間に1回、画面上で現在の日付をスクロール機能ON/OFF
  • REGN - スクロールしながら日付の形式: YMD/MDY/DMY
  • DST - 夏時間のON/OFFを設定して下さい
  • GPS - GPS機能を起動させるために。. off/48/96 (スピード設定)
  • TZH - タイムゾーン、時
  • TZM - タイムゾーン、分
  • TEMP - 温度表示ON/OFF
  • DOTS - 桁間ドットの表示設定
  • FLW - 4文字熟語機能ON/OFF

(接続されたディスプレイシールドによっては、いくつかのメニュー項目は存在しなくても構いません。)

時計を稼働させていると、通常レギュレーターが熱くなります。明るさ設定や周囲の気温、湿度によってその熱さは変動します。

明るさ設定

左ボタンを1度だけ押します。BRITという文字が画面に表示されたら右ボタンを押します。すると明るさの濃淡が選択できます。

明るさ調整が完了したら、全てのボタンを離してしばらく待って下さい。

24時間/12時間 表示選択

左ボタンを2回押して下さい。24Hという文字が画面に表示されたら右ボタンを押します。これで表示モードの切り替えができます。

12時間モードは画面表示でのみ有効です。時間設定やアラーム設定の時は基本的に24時間モードで設定してください。設定が完了すると時計は元通り12時間モードになります

アラーム音量設定 (バーション1のみ)

左ボタンを3回押して下さい。VOLという文字が画面に表示されたら右ボタンを押して音量を選択してください。

設定が完了したら、全てのボタンを離してしばらく待って下さい。

画面モード設定

画面モード設定するには、右側のボタンを押して下さい。

1回押すごとに時計は下記の順で循環します。

  • 通常モード (24時間または12時間表示時計、秒表示なし)
  • 秒モード (秒表示あり、12時間モード時のAM/PMモードも同様)

自動日付表示設定(バージョン2のみ)

時計は、1分間に1回、画面上で現在の日付を自動的にスクロールするように設定することができます。

ADTE/ADATE設定を調節することで、この機能はON/OFFになります。

スクロールされる日付を制御するには、YEAR, MNTH/MONTHとDAYを設定する必要があります。

スクロールされる日付の形式を制御するには、REGN設定を調節して下さい。 3つの異なる地域の形式があります。

  • YMD - 年月日
  • MDY - 月日月
  • DMY - 日月年

GPS (バージョン2のみ)

GPS functionality requires adding a separate GPS module.

Turn it on by adjusting the GPS setting:

  • Off - no GPS
  • 48 - 48kbps GPS module
  • 96 - 96kbps GPS module

When GPS is activated, the clock will automatically update its time once a minute. Both time and date settings will be read from the GPS, and will overwrite the current settings.

To use the GPS correctly, you must set TZH (Time Zone Hour) and TZM (Time Zone Minute) to match your time zone. (Most time zones will have TZM set to zero.)

Also use the DST setting to adjust time as neccesary for Daylight Savings Time.

GPS機能は、別のGPSモジュールを追加する必要があります。

GPS設定を調節することで、GPS機能をONにして下さい:

  • Off - GPS機能なし
  • 48 - 48キロビット毎秒GPSモジュール
  • 96 - 96キロビット毎秒GPSモジュール

GPSが起動されると、時計は1分間に1回、自動的に時刻を更新します。時刻と日付設定は両方ともGPSから読み込まれ、現在の設定を上書きします。

GPSを正確に使用するには、貴方のタイムゾーンに合わせるためにTZH(タイムゾーンアワー)とTZM](タイムゾーンミニッツ)を設定しなければなりません。(殆どのタイムゾーンは、TZMをゼロに設定しています。)

また、夏時間用に必要に応じて、時刻を調節するためにDST設定を使用して下さい。